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21 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 10 46 02 ID ???0 バルジーナ「さあ完成よ!助かったわおっさんズ!」 ウォーグル「なんだぁ?この無駄に立派な舞台セットは」 バルジーナ「遊びよ遊び、大人の童話ごっこみたいなものさ!」 ウォーグル「なんだそりゃ、エロい姉ちゃんがわんさかでてくんのか?」 バルジーナ「アンタ大人ってワードに夢見すぎじゃない?そんなわけないでしょ」 ウォーグル「じゃあなんだよ?その童話ごっこってのは」 バルジーナ「へへん、シンデレラの劇よ!」 ウォーグル「シンデレラ?あのシンデレラか?」 バルジーナ「そうよ!イッシュシンデレラストーリーにかけて、童話のシンデレラをやるのよ!」 ウォーグル「で、誰がシンデレラ役やんだよ?」 バルジーナ「悪の波動!」ブワッ ウォーグル「ぎゃー!!なにしやがる!…はっ!……まっ…まさかお前が」ガクブル バルジーナ「チュリネに決まってんでしょ!アタイがやっても面白く無いだろ!」 ウォーグル「あ、やっぱり?」 バルジーナ「王子役はエルフーンで、アタイは継母役、おっさんズは裏方で、アンタは魔女でもやってな」 ウォーグル「まてまてまて、オレっちが魔女ってのもおかしいがそれよりも明らかに人数足りなくないか!?」 バルジーナ「平気よ、アタイの仲間連れてきたから!」 リグレー「姉御のためなら!」じゃん! ココロモリ「どこまでも!」じゃん! ウォーグル「すげー忠誠心だな…仲間ってか部下じゃねぇの?」 22 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 10 49 58 ID ???0 バルジーナ「うーんまだ足りないわね…そこら辺のポケモンに手伝わせるか!」 ウォーグル「だーから無暗に他人を巻き込むなって」 バルジーナ「急募!エキストラ!参加者全員にハートスイーツをプレゼント!可愛いシンデレラやカッコいい王子様と共演できるチャンスよー!」 ウォーグル「もう宣伝してるし…その大量のハートスイーツはどっから盗んできたんだ」 バルジーナ「盗んでないわよ」 ウォーグル「じゃあなんでこんなにあるんだ」 バルジーナ「仲間に作らせたわ!二人共ありがとな!」 リグレー「これ作るの大変だったんだよー」 ココロモリ「でも姉御のために頑張ったんだ!」 ウォーグル「こんな奴のためによく頑張ったな、健気過ぎて涙が出てくるぜ…」よしよし ザワザワガヤガヤわいわいがやがや! バルジーナ「結構集まったわ!これだけいれば十分でしょ!」 ウォーグル「すげぇ…ほんとに集まってやがる…」 バルジーナ「後はあの二人を拉致ってくればオーケーっと」バサッ ウォーグル「拉致るな!二人にはちゃんと伝えてんじゃねぇのかよ!?」 バルジーナ「伝えるわけないじゃん!舞台に突然あげられた二人がどうなるのか楽しみね♪」バサバサッ ウォーグル「待てバルジーナ!不安だからオレっちも行く!」 バルジーナ「アンタはこの台本読んで魔女のセリフ暗記してな!」ポイッ ウォーグル「やっぱオレっちが魔女なのかよ!つか魔法使いでもいいだろ!」 23 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 10 52 44 ID ???0 ~とある森の中~ エルフーン「そう、だから真っ暗森は不思議な所なんだ」 チュリネ「へぇ~」 バルジーナ「それは知らなかったわ~」 チュリネ「ですよねー…えっ?」 エルフーン「!! 上か!」バッ バルジーナ「待ってたわ!二人共!」ド ン ! チュリネ「あなたは…バルジーナさん!」 バルジーナ「元気にしてた?アタイは元気ハツラツよ!」 エルフーン「今度は何のようだ?」 バルジーナ「それは見てのお楽しみだぁ!」 エルフーン「チュリネくんは下がっているんだ!」 チュリネ「…僕も戦います!」 エルフーン「…分かった!一緒に戦おう!」 バルジーナ「へへん、戦わないわよ♪吹き飛ばし!」バッサバッサ!! エルフーン「うわああああ!!」 チュリネ「きゃああああ!!」 バルジーナ「そのまま目的地まで飛んできな!」 24 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 10 55 16 ID ???0 ~劇の始まり~ バルジーナ「あらすじ、昔々ある所にお母さんを早くに亡くして新しいお母さんと連れ子である二人の娘に 灰かぶり(シンデレラ)と呼ばれていじめられているほんとは美しい娘がいました。終わり!」 ウォーグル「短かっ!!しかも超序盤の所だけかよ!」 ~シンデレラの家~ チュリネ(シンデレラ)「………はっ!」 ???「どうなるのかなー、うふふ!」 ???「はらはらドキドキねー、きゃはは!」 チュリネ「…ここは…舞台?なんかお家っぽいや」 バルジーナ(継母)「あらシンデレラ、掃除は終わったのかい?」 チュリネ「おまえはバルジーナ!さっきはよくもやってくれたなー!」ぷんぷん! バルジーナ「まあ汚らしい言葉遣い、見た目も性格もこの子達とは大違いだわ!」 リグレー(娘A)「うっふふ、なんてみすぼらしい子なの」 ココロモリ(娘B)「ほんとよねぇ、きゃはは!」 チュリネ「え?どちら様??」(あれ?これってどこかで見たことあるような……なんだっけ?) バルジーナ「まったく汚らしい、さあアタクシの美しい娘達、明日の夜の舞踏会のために今日は早く寝なさい」 リグレー「はーい姉…お母様!」 ココロモリ「おやすみなさい姉…ご母様!」 チュリネ「ご母様!?」 バルジーナ「おーほっほっほ!アタクシの美しい娘たちなら、きっとエルフーン王子のハートをキャッチできるに違いないわ!」 チュリネ「エルフーン王子って…そうだ!エルフーンさんは!?」スッ バルジーナ「おおっと」パシッ チュリネ「あー!かえせー!」ぴょんぴょん バルジーナ「防犯ブザーで呼ばれたら計画が全部台無しよ!これだからぶっつけ本番は怖いわ!」 チュリネ「バルジーナ!エルフーンさんをどこにやった!」 バルジーナ「アンタは灰かぶって延々と掃除しながら、舞踏会の招待状が届く妄想でもしてなさい!」スタスタ…ドアバタンッ チュリネ「…待て!……だめだ、開かない!」ガチャガチャ バルジーナ(予想以上に苦労したわ…でもまあ、手間をかけた分面白くなりそうね!)ニタリ チュリネ「エルフーンさん…」 25 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 00 12 ID ???0 ~一方その頃~ エルフーン(王子)「チュリネくんをどこへやった?」ゴゴゴゴゴ! ウォーグル(魔女)「落ち着くんだブラザー!チュリネちゃんは無事だ!この近くにいるぜ!」 エルフーン「…その言葉に偽りはないな?」 ウォーグル「ないない!全く無い!一切無い!…はず」 エルフーン「はず?」 ウォーウル「ひぃ!だだだ大丈夫だ、問題ない!」 エルフーン「ならいい。……ここは舞台みたいだな。私達に何かを演じろ、とでも言うのか?」 ウォーグル「ビンゴ!さっすがブラザー、見事な推理力だ!」 エルフーン「それで、私はどんな話の何を演じればいいんだい?」 ウォーグル「それは…言えねぇな」 エルフーン「何!?」 ウォーグル「オレっちバルジーナにきつーーーーく口止めされてんだ、成行きで察してくれ!」バサバサッ エルフーン「待て!ウォーグル!」 ウォーグル「出番になったら分かるさ!まあこれ一式に着替えて待っててくれ!」ポトッ エルフーン「これは…ガラスの靴と……なっ!?」 ウォーグル(渡したぞ…渡しちまったぞバルジーナ…!) 事はシンデレラが始まる少し前に遡る… 26 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 01 48 ID ???0 ~回想ここから~ リグレー「ねえ姉御ー」 バルジーナ「どうしたリグレー?」 リグレー「今さ、ココロモリと話してたんだけど」 ココロモリ「そうそう、話してたんだけど」 バルジーナ「なにを?」 リグレー「チュリネに足ってあるの?」 バルジーナ「え?」 ココロモリ「ガラスの靴、履けるの?」 バルジーナ「!……あああああっ!!しまったああああああ!!」 リグレー「どうする姉御、代わりの物探す?」 ココロモリ「シンデレラ役変える?でももうすぐ始まるよ?」 バルジーナ「悪巧み…悪巧み……閃いた!」キラーン! 仲間二人「「それでそれで?」」 バルジーナ「用意してた靴は元々小さいし…エルフーンに履かせるわ!ってことでウォーグルまかせた!」 ウォーグル「オレっちが行くのかよ!」 バルジーナ「だってアタイたちはもう出番だし、アンタなら出来るわ!はいガラスの靴と服!」 ウォーグル「服って…これでいいのか!?」 バルジーナ「オーケーよ!ハプニングもまた面白くていいわね!」ニヤニヤ ウォーグル「いや始める前に気付けよ!!」ビシッ ~回想ここまで~ エルフーン「分かったぞ!これは童話のシンデレラだ!…つまり、私がシンデレラ役をすればいいのか!」 29 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 08 24 ID ???0 ~舞踏会の夜~ ウォーグル「シンデレラよ、舞踏会に出てみたくはないかね?イーヒッヒッヒ」(あの台本絶対おかしい…赤ずきんの魔女入ってるだろこれ…) チュリネ「…えーっと」(ウォーグルさんまで…これって何かの劇なのかな…?シンデレラって聞いたことあるような…) ウォーグル「そうかいそうかい、出てみたいかい!」(ええいヤケクソだ!) チュリネ「まだ答えてないですよ!?」(シンデレラ…シンデレラ…えーっと…うーんと…) ウォーグル「いーひっひっひ、ワシには分かっとるぞぉ、あの継母や姉達が羨ましいんじゃろう?」(チュリネちゃーん!頑張ってー!) チュリネ「…はい!」(分かったー!ウォーグルさんが演じてるのって毒リンゴのお婆さんだー!きっとこの後七人のゴビットが出てくるんだ!) ウォーグル「ならば話が早い、ピリカピリララポポリナペーペルトおおお!」(ナイスチュリネちゃん!えっとここで光の粉を撒くんだったな)キラキラキラ チュリネ「きゃっ眩しい!」E:プリンスの服 持ち物:招待状 ウォーグル「よし、準備完了!後はこのワシに乗って……!!」(駄洒落だああああああ!今気付いた!この台詞ワシと鷲ってかけただろ! だから一人称ワシなのか!うわああああくだらねぇし恥ずかしいいいいいいバルジーナのやろおおおおおお!!)カアアア! チュリネ「あれ?僕いつの間に服を…ってウォーグルさん真っ赤ですよ!?」 30 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 10 06 ID ???0 ウォーグル「気にするな…背中に乗ってくれ…」(オレっちは勇猛なイーグル…強くてゴールデンなイーグルなんだ…) チュリネ「もしかして、エルフーンさんのところに行くんですか?」 ウォーグル「そうだよ!つってもセットが変わるだけだけどな!思いっきり飛ばすぜ!しっかり捕まってろよ!」バビューン! チュリネ(バルジーナがエルフーンさんは王子様だって言ってたし、僕はもしかして白雪姫…?でもシンデレラ?……この服って…あれれれ?) ウォーグル(シンデレラが二人になっちまったけど、うまくまとめろよバルジーナ!) ジャーーーーーーン……チャッチャッカッチャッチャカラッチャッチャッチャカラッチャチャッチャッチャッ♪(盆回り) ウォーグル(セット変えの曲がドリフだーーーーー!!!)ズサアアアアアア!! チュリネ「ウォーグルさん大丈夫ですか!?」 ウォーグル「ああなんとか…曲は終わりを告げてっけど後編に続くらしいな…」 チュリネ「エルフーンさんに早く会いたいよーーーー!!」 エルフーン「ということは…王子様はチュリネくんか?」 後編に続く! 32 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 15 14 ID ???0 バルジーナ「アタイ流シンデレラ後編!」 ウォーグル「すぐ後編行くのか!?頼むから無事に終わってくれよ!」 ここまでのあらすじ、バルジーナの悪巧みによって何も分からないままシンデレラの劇に参加することになったエルフーンとチュリネ、 しかし、チュリネがガラスの靴を履けないことに今更タウン気が付いたバルジーナによって、 プリンスの服がチュリネに、プリンセスの服とガラスの靴がエルフーンに渡されてしまう! チュリネはシンデレラの役だけどシンデレラのストーリーを勘違いしているし、エルフーンはシンデレラを演じる気満々! 二人のシンデレラの運命やいかに!! チュリネ「ここは…お城?」 ウォーグル「ああ、ここが舞踏会の会場だぜ」 チュリネ「舞踏会?ここに七人のゴビットがいるんですか?」 ウォーグル「ゴビット!?エルフーン王子ならいるはずだぜ」 チュリネ「ほんと!ありがとうウォーグルさん!」 ウォーグル「ちょっと待ったー!」 チュリネ「なんですか?」 ウォーグル「12時の鐘が鳴る前に色々とヤバイから戻ってくるんだ」(バルジーナ!この台詞の色々とヤバイってなんだよ!?) チュリネ「そのままエルフーンさんとの旅に戻っちゃだめなんですか?」 ウォーグル「いいのか?エルフーンとラブラブエンドを演じないまま帰って」ニヤッ チュリネ「…12時ですね、分かりました!」(そっか!なんの劇かよく分かんないけど、エルフーンさんと舞台で共演できるんだ!) 33 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 16 46 ID ???0 エキストラ1「招待状を拝見…舞踏会の会場はこちらでございます」 チュリネ「ありがとうごさいます!」ぺこっ ギイイイイイ…バタンッ チュリネ「わあああ…!!」きらきらきら ズンチャッチャズンチャッチャ♪(ワルツ) チュリネ「すごい…色んな人が踊ってる…!」 『さあ、皆様お待たせいたしました!王子様のご登場です!』 エキストラ2「あれ見て!あれが王子様じゃない!?」 エキストラ3「きゃー!かっこかわいー!抱きしめたーい!」 チュリネ「えっ!王子様って…エルフーンさん!?どこ?どこにいるの!??」パタパタパタ エルフーン(ここは…シンデレラの家ではない?…そうか!シンデレラの役は複数人いて、私は王子と踊る役なのか!) エキストラ4「きゃー!あれ見てー!」 エキストラ5「すんごい綺麗…嫉妬しちゃう!!」 エルフーン「綺麗って…ひょっとしてチュリネくんのことか!?どこだ!どこにいるんだ!!」タッタッタッ エキストラ6「あれ?王子様はエルフーンって説明じゃなかったっけ?」ざわざわ エキストラ7「シンデレラって呼んでたけど、チュリネの格好って王子だよな?」ガヤガヤ 34 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 19 30 ID ???0 チュリネ「エルフーンさあああん!!」 エルフーン「チュリネくうううん!!」 ざわざわガヤガヤ! チュリネ「どこ!?」 エルフーン「どこだ!?」 ざわざわガヤガヤ! チュリネ「エルフーンさんはどこに」 エルフーン「チュリネくんはどこに」 ざわざわガヤガヤ! チュリネ「いるnきゃっ!」 エルフーン「いるnうわっ!」 どんっ! チュリネ「あの!すみません!」ぺこぺこ エルフーン「いや、こちらこそ申し訳ない!」ぺこぺこ チュリネ「あ…!」 エルフーン「あ…!」 チュリネ「エルフーンさん!!!」だきっ エルフーン「チュリネくん!!!」だきっ ギャラリー達『パチパチパチパチパチパチ!!ピューイピューイ!!わーわー!!』 35 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 22 52 ID ???0 チュリネ「え!エルフーンさん!その格好お姫様!?」 エルフーン「おや、チュリネくんが王子様じゃないのかい?」 チュリネ「王子様は僕が毒リンゴで眠ってるときに現れるんじゃ…」 エルフーン「はははっ!七人のゴビットでも出ると思ってたかい?」 チュリネ「違うの?」 エルフーン「それは“白雪姫”だろ?」ニコッ チュリネ「…もうなんでもいいや!エルフーンさんに会えたし!」 エルフーン「…そうだね!」 バルジーナ「さあ踊れ!二人の華麗なるダンスをアタイたちに見せつけな!!!」バサッ!! リグレー「お母様テンション上がり過ぎて継母の役忘れてる…まいっか」 ココロモリ「二人共嬉しそうだもんね!」 リグレー「ココロモリ!ぼくらも踊ろう!」 ココロモリ「踊る踊るー!」 エルフーン「チュリネくん、一緒に踊ってくれるね?」 チュリネ「はい!」 ズンチャッチャズンチャッチャ♪ 36 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 24 28 ID ???0 チュリネ「僕、踊ったことないんです…」 エルフーン「大丈夫、私がリードするよ」ウインクパチッ バルジーナ「小さな可愛い王子と美しいシンデレラ!アタイの計画通りね!」 リグレー「途中のミスは無かったことにするんだね!」 ココロモリ「さっすが姉御!」 チュリネ「えと…こうですか?」 エルフーン「上手だね、その調子だよ」 チュリネ「…」 エルフーン「…」 チュリネ「……♪」 エルフーン「……♪」 チュリネ「………エルフーンさん!」 エルフーン「なんだい?」 チュリネ「劇って楽しいですね!」ニコッ エルフーン「そうだね、君と一緒なら」クルッ チュリネ「わっ!」クルクルッ エルフーン「どんなことも楽しい!」キャッチ! チュリネ「エルフーンさん…ポッ///」 エルフーン「ふふ、ずっと踊ってたくなるよ」 チュリネ「そうですね…このままずっと…」 ゴーンゴーン! 37 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 27 14 ID ???0 バルジーナ「あら?12時の鐘だわ!」 リグレー「姉御ー!」 バルジーナ「どうしたリグレー?」 リグレー「ガラスの靴履いてるのはエルフーンだよね」 バルジーナ「? 見れば分かるだろ?」 リグレー「うん、でもシンデレラはチュリネだよね」 バルジーナ「」 ココロモリ「どっちがウォーグルのところにいくのかな?」 バルジーナ「……アタイにまかせな!!」バサバサッ ココロモリ「姉御ー!頑張れー!」 38 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 28 20 ID ???0 チュリネ「12時の鐘が!…私、もう帰らなきゃ!」←シンデレラのストーリーやっと思い出した エルフーン「私もです!帰らなければ…ん?」 チュリネ「え?」 エルフーン「私はどこに帰ればいいんだ?」 チュリネ「あれ?エルフーンさんは残ってていいんじゃないですか?」 エルフーン「え?チュリネくんが残るんじゃないのか?」 バルジーナ「エルフーン!ダッシュだ!猛ダッシュしろ!」 エルフーン「バルジーナ!?ダッシュってどこに!?」 バルジーナ「今からお前がシンデレラだ!アタイについてこい!」バサッ! エルフーン「え!?わっ分かった!チュリネ王子、さようなら!」ダッ チュリネ「王子!?僕王子様なの!?」 ウォーグル「やっと戻って来たかエル……エルフーン!?」 エルフーン(シンデレラ)「はーっ!はーっ!ガラスの靴…片方で、猛ダッシュは、辛いよ!」 バルジーナ「ウォーグル!一気にラストへ向かうわよ!」 ウォーグル「やっとオレっちの出番か!イヤッフー!!」バビューン!! バルジーナ「アンタの衣装はボッシュートよ!残ってたら不都合だし!」バッ エルフーン「うわっ!」 バルジーナ「…アンタってほんとに男?」 エルフーン「…どっちだと思う?」ニヤリ エキストラ達『きゃーかわいー!抱っこさせてー!写真とらせてー!』ドドドドド! チュリネ(王子様)「いやあああ戻ってきてシンデレラーーーーー!!」 39 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 34 56 ID ???0 ~ラストシーン~ チュリネ「僕は、このガラスの靴がぴったり合う娘と結婚します!」 リグレー「あーん合わない!!」 ココロモリ「小さ過ぎるわー!!」 エルフーン「あの…」 バルジーナ「シンデレラ!」 エルフーン「私にも履かせてください!!」 バルジーナ「なっ!?」 チュリネ「どうぞ」スッ エルフーン「…」ぴったり チュリネ「あなただったのか!僕と…」ゴクッ バルジーナ(決め台詞いっけええええ!) リグレー(頑張れー!) ココロモリ(ファイトー!) エルフーン(チュリネくん…君なら出来る!)グッ チュリネ「…」(エルフーンさん…!)コクッ エルフーン「王子様…?」 チュリネ「シンデレラ、僕と結婚してくりぇ!」ばんっ! バルジーナ「!!」 リグレー「!!」 ココロモリ「!!」 エルフーン「は…い…!」ぷるぷるぷる チュリネ「……噛んじゃったー!!///」てれっ 一同「ワハハハハハハハハ!!」 40 :逃避行 ◆N8d3sx/JWA :2010/10/15(金) 11 36 56 ID ???0 ウォーグル「ハッピーエンド…だな!」 ボルトロス「セットを解体するぞ、お前も手伝え!」 トルネロス「我輩達は裏方で苦労したんじゃ、最後くらい出番がないとな!」 ランドロス「うむ、中々に良い劇じゃった!」 ウォーグル「そうか?バルジーナの暴走劇だったろ…」 バルジーナ「はーい並んで並んでー!ハートスイーツはまだまだいっぱいあるわよー!」 ココロモリ「ハートスタンプで作ったんだ!」 リグレー「食べても怯まないから安心してね!」 エルフーン「ふふ、お疲れチュリネ!」 チュリネ「お疲れ様ですエルフーンさん!」 エルフーン「ふふふ…」くすくす チュリネ「エルフーンさんったら笑い過ぎですよー」ぷんぷん エルフーン「ごめんごめん」なでなで チュリネ「…もう!///」 ウォーグル「…終わり良ければなんとやら、これにて終わりとさせていただくぜ!あばよ!!」バビューン!! 41 :名無しさん、君に決めた!:2010/10/15(金) 11 41 27 ID ???O ♪震えるこの胸 始めて知る恋 心は満ち足り 愛する幸せ 二人で手をとり 夢見る幸せ 恋の奇跡を今 味わう 幸せ~…… 44 :ポケモンズ ◆fv4RSa9ehc :2010/10/15(金) 12 26 34 ID ???O パチリス「楽しいミュージカル(?)だったね、サザンドラ君」 サザンドラ「そ、そうですねパチリスさん」(どうして僕はパチリスさんとミュージカル(?)を見てるんでしょうか…) ツンベアー「」ドグジャ アブソル「お、お母さんっ!?」 ツンベアー「へ?ああごめんごめん、すぐパイナップルを切るか…ありゃ?パイナップルがパイナップルジュースになってる…」 アブソル「」 45 :名無しさん、君に決めた!:2010/10/15(金) 12 32 56 ID ???O スワンナ「あら?なにこれかわいい」 ケンホロウ(今のうちに)ソロースワンナ「でもケンホロウお姉様のほうがもっ~と可愛い~!」 ケンホロウ「キャ~~~~~!」 バッフロン「あれ?何で北斗〇拳使わないんだ?」 マッギョ「拳が無いからだろ」 ゼブライカ「違うぬ!使わないのでは無い・・・使えないのだ」 シビルドン「ハートスイーツうまうま」←エキストラその108として出演 オタマロ「プリン味は無いかの?」←エキストラその290 47 :ポケモンズ ◆fv4RSa9ehc :2010/10/15(金) 13 07 29 ID ???O ダイケンキ「シンデレラ!素敵ね!!」 ビクティニ「私も運命の王子様に迎えに来て欲しいわ!!」 ギガイアス「早速ガラスの靴を用意しなくっちゃ!!」 エンブオー「感動のシーンを汚すな!アームハンマー!!」 「「ガラスのハート!!」」 48 :名無しさん、君に決めた!:2010/10/15(金) 13 13 56 ID ???O ビクティニくらいしか靴履けなそうだよww 49 :名無しさん、君に決めた!:2010/10/15(金) 13 16 18 ID ???O ダイケンキは4つ要るなwww ギガイアスは…あれ足なのか?ww 51 :ポケモンズ ◆fv4RSa9ehc :2010/10/15(金) 13 29 15 ID ???O ダイケンキ「待って王子様~!」ガラスの靴 ビクティニ「僕をお妃にしてぇ!」ガラスの靴 ギガイアス「さぁ、一緒に愛の国ガンダーラへ!!」ガラスの靴 パリン 「「いたいのー!!」」 エンブオー「え、マジガラスの靴はいたの?馬鹿だろ?死ねよ」 54 :ポケモンズ ◆fv4RSa9ehc :2010/10/15(金) 13 38 58 ID ???O パチリス「運命の王子様か~」チラッ サザンドラ(今度ツンベアーさんとアブソル誘って見にこよう、うん) ツンベアー「~♪」 アブソル「あれ、お母さん機嫌治ったの?」 ツンベアー「ん?まね」 55 :ポケモンズ ◆fv4RSa9ehc :2010/10/15(金) 13 40 20 ID ???O ピカチュウ「因みに原作じゃ皮の靴だったんだ」 ピチュー「そうなんでしゅか」
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あ / か / さ / た / な / は / ま / や / ら / わ 英字 / 数字 / ラウンジ別 / メーカー別 / 一覧 いもりかえるすくい屋さん 公開終了 種別 ミニゲーム 順番待ち ×非対応 同時起動 ○対応 プレイ人数 1人(シングルプレイ) 概要 設置場所 リワードアイテム よくある質問 攻略操作 ルール 攻略法 注意事項 概要 アイレム本社ビル?にて挑戦できるゲーム。基本ルールはアイレム広場の金魚すくいと同じ。すくった生き物はリワードとして獲得できる。 設置場所 アイレム本社ビル? リワードアイテム 名称 入手のヒント オタマジャクシ タガメ アカハライモリ トノサマガエル よくある質問 攻略 操作 ルール 攻略法 基本的には金魚すくいと同じ。金魚追っかけ中ぬいぐるみのような高難度チャレンジはないので繰り返しチャレンジして取ることを目標にしましょう。 注意事項 コメント欄 ※掲載情報に関するコメントはこちらへどうぞ(スパム防止のため、URLの投稿は禁止しています)。 ※Wiki編集方法が分からない方は、こちらか情報提供板へ情報をお寄せください。文章体で書き込んで頂けると、Wikiへの反映もはやくなるかと思います。 ※攻略等の質問は質問掲示板へどうぞ。 名前 コメント すべてのコメントを見る リワード漁りにすかいくりーなーやってたらコツはわかった 中央から消していけばあとはなんとかなるね あと下手に動くと予測弾道に入るから所々止まるなりして弾道を変えさせるしかない 一応それでレベル2は通った 3はわからん -- (名無しさん) 2014-10-18 17 58 32 □ボタンでアクセル加速出来ませんR2ボタンだけ対応してます -- (名無しさん) 2014-07-14 12 25 18 クエストが「悪魔降臨」から進みません。 -- (匿名希望) 2014-07-02 19 01 58 少し訂正します。前日のボーナス、土日0の付く日が貰える条件20から25秒以内は確定ですが、当日のボーナスがもう一度貰える事に何か条件が有るようです。 -- (MLG42822) 2014-06-16 00 06 20 0時過ぎてまだ「0の付く日のキャンペーン」のテロップの流れている内にボーナスを貰うとすこやかアンプル小が貰える。テロップ更新時間は、0時から20~25秒後の間。11日に確認しました。すぐにはその日のボーナスは支給済みになり貰えませんが、後で行くともう一度その日のボーナスを貰えます。これは余談。 -- (MLG42822) 2014-06-11 00 09 54
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001 - iruka 2009-04-07 22 38 29
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「オギャアァァ、オギャァァァ」 静まり返った室内に、自らの誕生を天地にしらしめるが如く、泣き声が響き渡る。 またひとつ、新たな命がこの世に生を受けた。 しかし、その誕生に盛大な拍手や歓声を送る者は誰1人としていない。 1組の男女が、自分たちの赤子の顔を覗き込む。 しかし、その顔に愛情という感情など微塵も浮かんでおらず、ただただ嫌悪の念があらわれているだけだった。 自らの赤子の顔を見るのも早々に、男は1枚の紙をとりだし、なにかを記入し始めた。 その紙には【クーリング・オフ】と書いてある。 しばらくボールペンを走らせたあと、男は女の腕の中から赤子を取り上げ、さきほどまで記入していた紙と共に看護師に渡した。 その動作には1点の迷いもなく、赤子への愛情のなさを、改めて、明確に表していた。 赤子は自らが捨てられたのを悟っているかのように、看護師の腕の中で、大声で泣きじゃくる。 しかし、男女はその泣き声に未練をかんじるような様子はまったくなく、むしろ不快そうな表情を浮かべただけだった。 にぶい音とともに、扉が開けられ、赤子は連れ出されていく。 狭まっていく扉の隙間から、赤子の声が尾を引くように、いつまでも室内へと流れていく。 しかし、扉が閉まりきるとともに、その声も届くことはなくなり、再び室内に静寂がおとずれた・・・
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「ジョルノ、ジョルノォ……ごめ、ごめんなさい……私のせいで、ごめんなさい……ック、ヒック」 「ル、イズ……」 事態を理解していったルイズは、僕に手をまわしたままあやまりだし、ボロボロと泣き出してしまった。 よほどショックだったようらしい。ここまでなるとは本人も思っていなかったのだろう。 そういえば以前、あの好色マンモーニに不覚にもやられそうになったときも、彼女はこうして泣いてくれた。 憎まれ口しか叩かない彼女の顔は、いまや涙とか鼻水で、あるいは罪悪感と後悔の念でぐちゃぐちゃだった。 「大丈夫です……ルイズ……今、Gエクスペリエンスで部品を作り直しますから……複雑骨折なので…… すこし、治るのに……時間がかかるだけです」 「そ、そんなこと、い、い、言ったって……ヒック、痛いのは……痛いでしょう……」 「ルイズ……君は……」 「ジョルノ……ごめんなさい……ごめんなさいっ……呼ばれたくなかったから……ゼロの、ルイズって…… フーケを倒、せば、誰もっ…グスッ…言わなくなるって……だから……」 ルイズは止まらない涙を袖でぬぐいながら、しゃっくり交じりに独白する。 そんなルイズ越しに、僕はタバサたちの様子を確認する。 ゴーレムは龍が目障りなようで腕を振り回したり石を投げたりしているが龍はそれを交わし続ける。 しかしタバサ側もゴーレムを破壊する手段は持っていないようで、時間稼ぎが限度、と言ったところだった。 つまり今が危険なことに依然変わりはない。 視線をルイズに戻す。 ルイズはまだ懺悔を続けている。 折れた足はまだ治るのに時間がかかる。やつを倒すには……彼女の助けが必要だ。 「ルイズ……聞いてください」 「私、私……」 「ルイズッ!!」 強く彼女の名前を呼ぶ。ルイズはビクリと身を震わせて僕を見る。その目は怯えているように見えた。 「聞いてください……ルイズ……今あなたがやることは、女々しく泣くことでも懺悔でもないッ。 あなたがすべきは『覚悟』だ!……覚悟は、絶望の荒野を切り開く……唯一の光です」 「でも……」 「しっかりするんですルイズ。貴族は敵に背を向けないのでしょう?姫君の恩を返したいのでしょう? 大丈夫……策はあります。足もまだ動かせませんが……痛みは引いてきました。 あなたが『希望』です……あなたの覚悟が! ゴーレムを、フーケを打ち破るんだッ!!」 本当はこんなことしてる場合ではないのだけれど、僕の話をルイズはじっと聞いていてくれた。 不意に、ルイズが袖の濡れていない部分でぐいっと強く顔をこすった。 目の周りは真っ赤だったが、その目はもう女々しい彼女のそれじゃあない。 いつも僕に怒鳴りつけるときのような。いつもの彼女のような。 ゼロと呼ばれても挫けない、いつだってない胸を張って自分の誇りを見失なわない 彼女の姿が、そこにはあった。 「……わかった。どうすればいいのジョルノ」 ルイズが僕に尋ねる。僕は視界のはずれのあるものに目をやり、答える。 「あれです。あなたの持ってきたあの武器を、持ってきてください」 「あれって……『破壊の杖』? でもあれ、壊れてて使えなかったのに……」 「とにかく、持ってきてください。触れれば、なんとかなるはずです」 「わ、わかった」 ルイズが急いで持ってきた『破壊の杖』 それは間違いなく、ロケットランチャーであった。 この魔法の世界にあるはずがない、僕の世界の武器。 使い方は……以前、映画で見たことがあったせいか、意外とあっさりわかった。 それを手元に引きずり寄せ、ロックを解除する。弾はまだ残っていた。 「これを構えてください。そして、取っ手の引き金を引けば、 鉄砲の要領ですさまじい破壊力の砲弾が発射されるはずです」 「すごい、それならあいつも倒せるかも……ってええ!! 私が、やるの……?」 「ええ、僕はこんな体ですし、大丈夫です、僕がそばにいます。それとも……今更怖いんですか?」 「なっ……やるわよ、私を誰だと思ってるの!? ゴーレムを倒せるんだから、これぐらい楽勝よ!!」 その口調はもはやいつものルイズのそれだった。ちょっとからかえばすぐ逆上するあのルイズ。 やっぱり彼女はこうでなくっちゃあいけない、と再確認する。 「構えましたね……そろそろやつが来ます。準備はいいですか!?」 「うん」 ゴーレムはタバサたちの龍を追うのを一旦あきらめ、確実につぶせる僕たちに標的を変えた。 僕の前で背を向け、ランチャーを構えるルイズの肩が小刻みに震えるのがわかる。 「『ゴールド・エクスペルエンス』ッ」 「ひゃっ」 Gエクスペリエンスの能力で、周囲の石に生命を与えた。 生命は樹となって、彼女の周りを砲台のように囲んでガッチリと固定した。これで女の子の力でも ロケットランチャーの衝撃に耐えられるだろう。 「言ったでしょう。僕がそばにいるって、来ましたッ!」 ゴーレムは僕たちを確認すると、僕の足を折ったときのように、僕らに向かって足を振り上げる。 「このっ……デカブツ~~ッ。よくも私の使い魔を傷つけてっ!許さないッ 吹っ飛べ―――――ッ!!!!」 カチッと言う音とともに、耳をつんざくような爆音が鳴る。 続いて砂塵が舞い、少し遅れて爆発音が鳴り響いた。 数分前…… 上空にて 「ああもう、これじゃラチがあかないわ」 アクロバットに飛行する龍に乗るキュルケは、眼下のゴーレムを睨んで言った。 先ほどからゴーレムの攻撃が当たらないように、なおかつ逃がさず出来ればしとめるように、 火や風の魔法を当て続けているのだが、一向に効く気配がなかった。 「ルイズたちも大丈夫かしら……ジョルノ、怪我してるみたいだったけど」 これだけ離れた距離では、ルイズらの様子を細かく確認するのは無理があった。 タバサも何とか隙を見て二人の救出を試みたが、今の距離ではゴーレムが先に彼らに追いついてしうだろう。 彼女らが行動を起こさない限り膠着状態は終わらない。 「? ね、タバサ。なんかくるわ」 キュルケが指差した先を見ると、確かに何かがこちらへ向かって飛んでくるのが見えた。 小さいので姿はよくわからない。キュルケは念のため杖を構えたが、それは敵ではなかった。小型の鳥であった。 鳥はキュルケの前で急停止し、翼をばたつかせながらその場にとどまった。 不思議そうに見るキュルケたちの前で、おもむろに口を開くと 「ジョルノ デンゴン キケン ハナレロ」 と、甲高い声で何度もその言葉を繰り返した。 「これ、ジョルノが作った生物よ。離れろって……」 「危険……」 その意味を瞬時に察知したタバサは、龍をゴーレムから遠く離す。 龍が斜め上に上昇すると、あっというまに視界のゴーレムが小さくなる。 ゴーレムはしばらく龍を見ていたが、振り返るとルイズらに向かって歩き出した。 「ちょっとタバサ、あのままじゃ二人が……」 「待って」 あわてるキュルケをタバサが手で制した瞬間、 ドゴオオオオオオオオオッ!! という爆音が二人を襲った。 「な、何、今の……」 「破壊の杖……」 「そっか、これが……すっごい。これならさすがのゴーレムでもバラバラでしょ」 キュルケは期待をこめて砂塵が消えるのを待った。 「うう~ん」 「ルイズ、大丈夫ですか」 「たいしょうふしゃ、ないかも~~~」 ルイズは樹に支えられているものの、先ほどの衝撃で目をナルトのごとくぐるんぐるんさせていた。 しばらくそのままだったが、数回頭を振って平衡感覚を取り戻したルイズは、 そろそろ立ち上がれそうなぐらいに回復した僕に振り返って言う。 「で、でも。これでゴーレムも倒せたわよね。ジョルノ、これで……」 その言葉をさえぎるように、ドンという重い音が響いた。 妙にたるんだ雰囲気が、一気に凍りついた。 「う、嘘……でしょう」 しかしその重低音はゆっくりと、しかし規則正しく刻まれる。 嘘だ、とルイズがもう一度言った。 砂塵が晴れていくほどに、それは真実であることを嫌がおうにも伝えた。 ゴーレムは、倒されていなかった。 周囲の岩を吸収して、元の姿を再生させつつあった。 「そんな……」 ルイズの声は震えていた。
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*** 無事フーケの隠れ家に着いたぼくら一行。そこは一見ただの炭焼き小屋だったが、 用心して他の人たちを少し離れたところで様子を見させ、ぼくが家を調べることになった。 もし中にフーケがいたら、ぼくがおびき出し、出てきたところを全員が魔法でしとめる、というわけだ。 「(この家から生命エネルギーは感じない。中に人はいないようだな……特に隠れるところもなさそうだし)」 誰もいないことを知らせた後、念押しでタバサが魔法で罠の確認をしてから中に入った。 続いてぼくとキュルケが入る。ルイズは外で見張っていると言った。 彼女一人残すのは少し不安だったが、そこまで離れるわけでもないし、ミスロングビルもついているので大丈夫だろう。 「とりあえず何か手がかりになりそうなものを探しましょう。隠れ家だとしたら何か置いてあるかも……」 「それにしても埃だらけね。本当にここが隠れ家だったの?」 確かにこの家はどの家具にも埃がたまっていて、人の住んでいる気配がなかった。 机を人差し指でなぞると、とたんに埃が塊となって指にたまるほどだ。 ミスロングビルの情報はガセネタだったのだろうか。 「ああもう、くもの巣が引っかかっちゃったわ。ジョルノ、ルイズ、早く出ましょう」 「ええ、特に何もありませんでしたし……タバサ?」 小屋の中は、一応家具がおいてあったものの不自然なくらいなにも置いていなかった。 このままいても無駄と思った矢先、タバサがなにかを抱えていた。 「それは……?」 「……破壊の杖」 「なんですって!?……破壊の……杖!?」 「な、なんでこんなとこに置いてあるのよ」 「……」 その箱の形は、確かにゴーレムが奪っていったそれと同じものだった。 「しかし、なぜ?」 「まあでもよかったじゃない。これもって早く帰りましょう こんなほこりっぽいボロ小屋はもうこりごりよ」 「ちょっと、いいですか?」 ぼくはタバサから箱を受け取り、中をあけてみる。 「ちょっと、勝手に開けちゃっていいの?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… 「……これは……馬鹿なッ! なんでこんなモノがッ!!」 「ああソレ、あたしも一度宝物庫で見たことあるけど、ヘンな杖よね。 杖の割には妙に太いし。材質も鉄かしら?」 そりゃあそうだ。なにせこれはこの世界のものではない。 これは……。 「きゃああああああああああああ!!!!」 「ルイズッ!?」 その時、ルイズの悲鳴が響き渡った。 ぼくは慌てて外へ飛び出そうとしたが、 ズドォン という衝撃で屋根が吹っ飛ばされた。 取り除かれた天井から見えたのは青空と、巨大な怪物の影。 「あれは……ゴーレム!」 忘れもしない、ぼくを殺しかけた岩の巨人、ゴーレムだった。 ぼくが身構えようとしたとき、最初にタバサが前へ出て、杖の先から突風で攻撃する。 続いてキュルケもめまいがするほど強力な炎を撃つ。炎はゴーレムに襲い掛かる。 しかしッ! !ゴーレムには傷一つついてはいなかった。 「やっぱ無理よ! こんなやつにかないっこないっ!! 逃げましょう!」 「退却」 タバサは口に指を当て、合図の口笛を吹いた。 直後、風竜が小屋の前に降りる。 「ルイズも」 「わかった!」 僕は急いで小屋の外に出る。ルイズは一人、ゴーレムと対峙していた。 ルイズは何か呪文を詠唱し、ゴーレムに爆発を見舞うが、当然ゴーレムは無傷のままだ。 「ルイズッ! 戻ってください。杖は回収しましたッ!!」 「嫌よ。こいつは私が倒すわッ」 くそっ、こんなときにロングビルはなにをしているんだ!? まさか……。 「ばかな……ルイズッ、あなたは死ぬ気ですか!?」 「あなただってギーシュと決闘したとき言ったじゃない。『何かを成し遂げるには覚悟が必要』って。 それに魔法が使える者を貴族と呼ぶんじゃないわ……『敵に背を向けないもの』を貴族と呼ぶのよ!!」 「ルイズ、あなたの言っているのは『覚悟』じゃあない……『無謀』は『覚悟』ではない。 それは決して取り違えちゃいけません! とにかく今は逃げるんです!! ルイズ!」 嫌がるルイズを無理やり引っ張って、ゴーレムが襲う前に何とかタバサの龍に乗せることが出来た。 風竜は翼を広げ、空へと昇る。さすがにここまではゴーレムも追ってはこれない。 「ふう……とりあえず一安心ね」 「まだです、ミスロングビルがまだ……しかしどこに?」 「これ……破壊の杖?」 ルイズが例の箱を持ち上げた。その表情は心なしか、どこか思いつめた節がある。 「ええ、なぜかそれだけ小屋に置いてあったんです。罠の可能性もありますが、 とりあえず任務は果たせたようなので……」 ルイズは僕の話を聞いちゃあいなかった。僕はルイズの動向をもっとよく見ておくべきだった。 「タバサッ! 『レビテーション』お願い!」 言うが早く、ルイズは風竜から飛び下りた。あまりに突然のことだったので、ぼくは止めることが出来なかった。 「何をしてるんだルイズ――――ッ!!」 タバサは間一髪ルイズに魔法をかけた。落下するルイズの姿がゆっくりと減速していく。 同時に僕も飛び下りる。すぐ後にキュルケの叫び声が聞こえる。僕に魔法をかけるのに失敗したらしい。 だが問題はない。激突寸前、ゴールドエクスペリエンスの能力で茂みのクッションを作った。 ギリギリだったが、なんとか無傷で着地した。僕は茂みから転がり落ちるようにして、ルイズの姿を探す。 かなり離れた場所で、ルイズはまたゴーレムと対峙していた。その腕には『破壊の杖』をかかえている。 「くらえっゴーレム! このっこのっ……あれ?」 ルイズはそれをブンブンと左右に振ったが、当然何も起きない。 それは魔法の道具ではない。というよりたとえそうだとしても魔法がろくに使えないルイズが使えるとは思えなかったが。 僕は急いで駆け出す。 「早く逃げるんだルイズ――ッ!」 「どうしてよぉ! 破壊の杖じゃないの!? このっ、このぉ!」 ルイズが振り回している間にも、ゴーレムは眼前の邪魔者を踏み潰そうと一歩一歩近づいてきている。 間に合うか……。 「このっ……あっ…」 ようやくルイズは状況に気づいたらしい。既にゴーレムはルイズの頭上に足裏を見せていた。 あんなのに踏み潰されたら、まず無事ではいられないだろう。ルイズは恐怖のためか、その場で動くことが出来ない。 「危ないッ! ルイズッ!!」 一か八か、僕は全力をこめて前へ跳んだ。ルイズに抱きつくようにして、ゴーレムの足の着地点から脱出を図った。 ズドォンという、屋根を吹き飛ばしたときと同じ音を聞いた。 そして次の瞬間。 「うぐうああああああああああああッ!!!!」 右足に激痛が走った。危うく意識が飛んでしまうところだった。 いや、飛んでしまったほうが楽かもしれない。とにかく他の思考が出来ないほどの苦痛がぼくを襲う。 「ジョ……ルノ? ジョルノッ! 大丈……」 ぼくの下では、状況がわかっていないのか、戸惑ったような、心配したような声でルイズがぼくに呼びかける。 そして上半身を起こし、うずくまっているぼくの様子を見たようだった。 「あ、あ……」 ルイズは絶句したようだった。声も、ぼくの肩に触れている手も震えている。 僕はなんとか体をひねって右足を見る。 僕の右足はグシャグシャに折れ曲がっていた。ゴーレムの攻撃を受けたのだろう。 ズボン越しだが血が滲み出し、折れ曲がったそれは別の生物のように不気味だった。 「ぐうう……ルイズ……逃げてください……あなただけでも、早く……」 しかしルイズは聞いてなかった。顔面は血の気が引いて真っ白だった。 自分の引き起こした大惨事が理解できず、思考が一瞬停止してしまったらしい。 ゴーレムは未だ攻撃を続けようとしている。 ここまでか、と思った矢先、轟音とともにゴーレムがうめいた。 同時に竜の鳴き声も聞こえる。タバサとキュルケがゴーレムの注意をそらしてくれたらしい。本当に助かった。 その③へ
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[部分編集] 自分の老いと子供の成長を感じる。。 別名 takashi sato 通称 企画作品 のりかえ☆佐ニャ家☆ 出演作品 佐ニャ家☆(仲間1) [部分編集] 概要 のりかえ☆、佐ニャ家☆を製作した企画者。 SecondLifeというゲームを利用したマシニマを数多く製作している。のりかえ☆、佐ニャ家☆もそのうちの一つである。 さらに、youtubeには自身の子どもを素材とした動画を投稿している。 育児ブログを運営していたが、現在(2018/11/05)は内容を見ることができない。 のりかえ☆を投稿した際に、SecondLife上のテストシアターという場所で、のりかえ☆本編と過去作の上映会が行われたことがある。 [部分編集] +佐ニャ家☆での活躍 [部分編集] ニコニコでの扱い [部分編集] 本スレでの扱い [部分編集] 実況での扱い [部分編集] 主な持ちネタ ジェダイベイビー たかしの子どもが主人公のスターウォーズ風の動画。 犬と骨 たかしが初めて製作した作品で、のりかえ☆の駅内の広告として登場する。 育児グッズのレビュー動画 たかしが育児グッズをレビューする動画。たかしが顔出ししたり、子どもが登場することもある。
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1 梓純 ※あずにゃん誕生日 2013/11/08 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14921/1383905288/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 真面目で苦労性な梓といい加減さと気配りのバランスが取れてる純の相性は凄く良さそう。 梓、おめでとう。 -- (名無しさん) 2013-11-11 18 55 29
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侍 侍特化技能 自動発動技能 不動の陣 目録 上級軍学・壱 必要気合 0 必要アイテム なし ウェイト − 効果時間 発動準備 − 使用場所 戦闘専用自動発動 効果 戦闘開始から一定時間、味方全体の行動不能耐性が上昇する。効果小 特徴 その他情報 名前 コメント
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侍 侍特化技能 自動発動技能 不動の陣 目録 上級軍学・壱? 必要気合 0 必要アイテム なし ウェイト − 効果時間 発動準備 − 使用場所 戦闘専用自動発動 効果 戦闘開始から一定時間、味方全体の行動不能耐性が上昇する。効果小 特徴 その他情報 名前 コメント